きょうは 第7回 御津医師会「地域医療」学術シンポジウム
リヴィングウィル 〜これからのわたしたちの健康観〜
に 美喜子&麻実で行ってまいりました。
終末期・終末期医療
そして そこをいかに安心して迎えるか
ということに意識が高い市民の皆さまが
多く参加されていました。
リビング・ウィル(英語: living will)とは、生前の意思という意味の英語の音訳。 生前に行われる尊厳死に対してであれば「尊厳死の権利を主張して、延命治療の打ち切りを希望する」などといった意思表示のこと。 またそれを記録した「遺言書」などのこと。 Wikipediaより
私が受け取った今回の主旨は
- 死についての話・終末期に関する話を
忌み嫌うばかりでなく元気なうちから話しておくこと。 - そして リヴィングウィルを書くこと
- かかりつけ医を持つこと
内容は
- 御津医師会さま自主制作短編映画(すごい!)
- 簡単なエンディングノート(の一部)記入
- 質疑応答・会場の声
- 講演
でした。
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会場にご参加の方からのご発言の印象的なものは・・・
「例えば延命治療を家族の思いでしたあとに、尊厳死協会のカードが見つかった場合、その医療機器を外してもらえるのか?」
というご質問や
「朝陽も夕陽も美しい。でも生まれた時は美しいと思えても、死ぬ時はそう思えない」などという死に対するネガティブな思いの言葉でした。
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御津医師会の皆さまが
個々人にとって幸せな医療のために
とご尽力されているということが
本当によく伝わりました。
岡山の中でも御津医師会は
先進的な取り組みをされているということを
ご参列の方々が言われていました。
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個人的には
看取り士は どう在ればいいのか
ますます はっきりしたと 感じたシンポジウムでもありました。
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きょうの報告の最後に・・・
「健康観」のお話の中で使われた言葉を紹介します。
がん哲学外来 創始者 樋野 興夫氏の下記の言葉↓
「命より大切なものはない」とは考えないほうがいい。
命が尊いことは確かですが、命が一番大切と考えてしまうと、死はネガティブなもの(命の敵)になり、あるときを境に死におびえて生きることになります。
命より大切なものを見つけるために、自分以外のもの、外に関心を向けてください。
そうすれば、あなたに与えられた人生の役割や使命が見えてくるのです。
上記:明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい(樋野 興夫著)のAmazon紹介文から抜粋
「命より大切なものはない」と考えない方がいい
とは
ちょっとドキっとする言葉ですね。
「命」は大切なものの最大級でもあるから・・・
「命」の定義の違いがそれぞれあると思いますが
生きながらえることが最も大切というわけではなということ・・・
死は誰にでも訪れるのだから
早速 Amazonで注文しました。
看取り学でも 違う言い方ですが
同じことをお伝えしています。
そして看取り士は
ここのところが完全に腑に落ち
安心している者であると思っています。
医師でも看護師でも介護士でもケアマネでもない
看取り士という在り方、職業なのです。
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素晴らしいシンポジウムで、とても勉強になりました。
^^ それにしても自主制作映画の皆さんの役者ぶり 素晴らしかった〜!
報告 美喜子