胎内内観が終わり 分かち合いの日を迎えました

楽しみにしてたけど、台所当番で分かち合いには参加出来なかった。

でも食事をご一緒した時の泣き晴らした真っ赤な目と、輝くような笑顔に 私も勝手に達成感‼

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私たち二人へのご褒美もあったりして いい日を迎えることができました

 

お食事の時に 受講生さまが話されたことがきっかけになって あることに気がつきました

グループホームで働いていた時です  とっても厳しくてちょっと煙たがられている女性がいらっしゃいました 温かいものは温かく‼冷たいものは冷たく‼そんな基本も出来ないのかね 今の人は

とよく怒られていました 一人で30人分なんだよ一人一人に対応出来ないよ 心のなかでぶつくさ言ってました

唯一誉めてもらったのは、塩だけで甘味を引き出したかぼちゃスープ  お代わりないの?とこっそり聞いてくれた

その方が私が来てほんのわずかの間に急変  ホームで看取られました しかも何もしないで待つという自然死でした

衝撃でした 初めは点滴すらしないなんてひどいとこだと思いました 若い職員は私の泊まりの時死なないでーとびくびくしていたし

私は調理員だったので外から眺めている感じでした こんなとこに入れられて 押し込められて辛い あんたちょっとでいいから家を見るだけでいいから外に連れ出してくれないか?(元の自宅がご近所だったのです)と何度も懇願されるのが辛かったけど このまま亡くなっちゃうの?かわいそすぎる  その方の死は自分の中で重いしこりのように残りました

そう思っていたのですが  ふと その方の声が聞こえて…あんたが来るのを待ってたよ 私の死があんたに大きな影響を与えるのが分かってたから  そうしたら私の死も無駄じゃない  そう思ったんだよ  って

真実かどうかはあまり関係なく  自分がそう感じることが大切かと思います  その方の影響で看取り士になったと言えるわけですしね

ただただかわいそうな最期を迎えられた女性の記憶が上書きされて やっぱり最期まで私に厳しくてしっかりしんさい‼と身をもって教えてくれた強い昭和の女に変わりました  おばあさんって言われるの嫌ってたけど おばあさんありがとう‼

そんなこんなで 胎内内観 終了しました

そして新な始まりでもあります

胎内内観って 生まれ直しなんじゃないかな と思った29期看取り士養成講座でした

明日は修了式です

麻実